大和吉野石(奈良の赤石)
産地:奈良県
日本文明発祥の地ともいえる大和。
今もなお謎の多い古墳や石の遺跡が多く残るミステリアスな土地の石です。
深い赤色をベースに緑や黄緑、黒などが様々な表情を見せる銘石の一つです。
中央構造線に沿って、徳島県のソロモナイトと同系列の縁泥石(クロライト)に
仄かに淡い黄緑の縁簾石(エピドート)を主成分としています。
しかし、それらと大きく違うのは火山性の鉄分が多く含まれているため、
時間をかけて酸化が進み鮮やかな赤色を発色しています。
古来より盆石や庭石としても愛でられ、特に吉野川周辺のものは美しいと珍重されます。
情熱、復活、魔除けに。